パジェロといえば、かつては一世を風靡した車ですよね。
覚えているのは『東京フレンドパーク』というTV番組のダーツのコーナーで特賞としてパジェロが景品になっていたこと。
的を回転させる度にパジェロ!パジェロ!という音頭をとってダーツを投げていたのを思い出します。
僕の友達にパジェロ乗りはいませんでしたが、近所にはパジェロに乗っているおじさんが何人もいました。
そんなパジェロを岐阜県で作っていたことを知ったのが20代半ば頃。
仕事で美濃加茂方面に行く予定があった時、国道21号線沿い(県道だったかも?)に工場が現れました。
パジェロって岐阜で作ってたんだ!しかも…こんな田舎で…
失礼ながら、坂祝町(さかほぎちょう)という町名があることも知りませんでした。
僕にとって坂祝町=パジェロというイメージです。
車で走っていても、坂祝町は川沿いを走って通過する町という感じ。
国道と言っても1車線ですし、物流の観点から考えると、そのような立地で車の製造をしていること自体が珍しいですよね。
三菱の売り方が問題なのか時代の流れなのか、パジェロに乗ってる人を街中で見ることは年々減っていきました。
2019年には国内向けの製造が終了し、21年上期をもって海外向けの生産も終了。
パジェロ製造の坂祝工場の閉鎖が発表されました。
国内製造の中止に加えてコロナの影響もあったのかはわかりませんが、今年の第一四半期の利益が1761億の赤字とのこと。
元々、海外向けの販売からも段階的に撤退していく予定だったそうですが、いざ閉鎖が発表されると寂しいですね。
気になるのが従業員の雇用がどうなるのかということ。
ただでさえコロナ禍で雇用が不安定になりつつある世の中です。三菱や岐阜県が積極的に再雇用先の斡旋をしてあげてほしいと思います。
パジェロ製造の皆さま、長い間お疲れ様でした。

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